直前期になると、過去問の悩みはだいたいこの3つに集約されます。
- 何年分やるべき?
- 新しい年を解くべき?解き直しを優先すべき?
- 間違えた問題、どう直せば点につながる?
結論から言うと、直前期は
**「年数を増やす」より「落とした問題を拾える形に整える」**ほうが、点が上がりやすいです。
直前期の過去問は「分析」より「得点化」が目的
直前期は、課題を増やす時期ではありません。
見つけた課題を、点になる形に直す時期です。
- わからない問題を増やさない
- 苦手を広げない
- 取れる問題を落とさない仕組みを作る
これが過去問の役割です。
直前期の正解ルート:過去問→直し→再現の3ステップ
ステップ1:まず「落とした理由」を分類する
間違いは、たいていこの4つに分類できます。
- 計算ミス・ケアレスミス
- 問題文の読み違い(条件落ち)
- 知識不足(暗記で取れる)
- 時間配分(最後が崩れる)
直前期は深掘りしすぎず、一言で言える分類でOK。
ステップ2:「次に同じ形が出たら取れる」状態にする
直しのゴールは、理解ではなく再現です。
- 同じ形式が出たら手が動く
- 見直しポイントが決まっている
- 取るべき問題が分かる
たとえば計算ミスなら、
「どこでミスしたか」よりも
**“次から何をチェックするか”**を書きます。
例:
- 分数が出たら約分を最後に確認
- 単位が出たら式の横に単位を書く
- “最初に条件に線”を固定
ステップ3:解き直しは「短く回す」が正義
直前期の解き直しは、長時間やると疲れます。
おすすめは、
- 間違い問題だけ
- できれば翌日〜数日以内に
- 1問あたり短時間で
「もう一度最初から全部」は不要です。
**“落とした問題だけ回す”**で十分点になります。
新しい年を解く?解き直し?迷ったときの判断表
| 状況 | 優先 | 理由 |
|---|---|---|
| ミスが多い/点が安定しない | 解き直し | 伸びしろが大きいのは再現力 |
| 形式に慣れていない | 新しい年(1年分) | 型を掴む必要がある |
| 時間が足りない | 解き直し+時間配分の練習 | “最後まで到達”が得点になる |
| ある程度取れている | 新しい年を少し+直し固定 | 油断防止と精度維持 |
迷うなら、直前期は基本 解き直し寄りが安定します。
直前期の過去問で点が伸びやすい「3つの見直し」
① 取るべき問題の見極め
全部取ろうとすると崩れます。
学校ごとに「取りやすい問題」「捨ててもいい問題」があります。
- まず取りやすい大問を確実に
- 難問は時間を溶かさない
② 時間配分を固定する
直前期は、作戦を固定するだけで安定します。
- 大問ごとの目安時間
- 途中で引き返す判断(何分で切るか)
③ ケアレスミスの“型”を作る
- 条件に線
- 設問の「求めるもの」に丸
- 最後の単位チェック
見直しは「気合」ではなく、手順です。
親ができるサポートは「直しが回る環境」を作ること
親が解説する必要はありません。
サポートは、環境と空気づくりで十分です。
- 直しをする時間を短く確保
- できたことを言葉にする(「直しまでできたね」)
- 反省会をしない(特に午後受験がある日)
まとめ|直前期の過去問は「増やす」より「拾う」
直前期の過去問は、年数を増やすほど伸びるわけではありません。
- 間違いを分類
- 次に取れる形に直す
- 解き直しを短く回す
この3つで、点は安定します。


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