入試直前の1〜2週間は、勉強の仕上げと同じくらい
「健康管理」が合否に影響する大事な時期。
この時期に体調を崩してしまったり、
睡眠リズムが乱れて集中できないまま本番を迎えてしまうケースは珍しくありません。
この記事では、
受験生が 本番当日に最高の状態で臨むために必要な健康管理 を
「睡眠」「食事」「生活リズム」「感染症対策」「メンタル」
の5つに分けてまとめます。
① 睡眠|“入試1週間前から”整えるのがベスト
睡眠は、受験本番のパフォーマンスに直結します。
入試前に理想的な睡眠時間
- 小学生:8〜9時間
- 最低でも7時間は確保
入試前の睡眠で大事なのは“リズム”
- 毎日同じ時間に寝る
- 同じ時間に起きる
- 週末もリズムを崩さない
「前日に早く寝ればいい」は間違い。
1週間前から安定させることが本番の集中力を作る。
眠れない時の対処
- ホットミルク・白湯
- 軽いストレッチ
- 画面をオフにして薄暗い部屋へ
- それでも眠れない時は「横になって目を閉じるだけ」でOK
※焦らせる言葉はNG。
② 食事|“消化の良さ・温かさ・エネルギー補給”が鍵
入試前に意識したい食事ポイント
- 温かい食事で胃腸を整える
- 脂っこいものを減らす
- 糖質+タンパク質の組み合わせ
- 水分は常温か白湯
前日・当日のNGメニュー
- 揚げ物
- 辛いもの
- 冷たい飲み物
- 初めて食べるもの(胃腸トラブルの原因)
当日の朝におすすめの食事
- おにぎり+卵料理
- 具だくさん味噌汁
- フルーツ(バナナなど即エネルギー系)
- 前日と同じ系統の“慣れた朝ごはん”
※ここはえりさんの「受験生の朝ごはんシリーズ」と内部リンクすると強い!
③ 生活リズム|“夜より朝に寄せる”が成功パターン
放課後 or 夜にだらだら勉強は逆効果
疲れた状態の夜勉は効率が低い。
→ 朝型リズムへのシフトが鍵。
運動はしてもOK?
むしろ軽い運動はおすすめ。
- ストレッチ
- 軽い散歩
- 家の中での簡単な体操
※激しい運動はケガのリスクがあるので避ける。
④ 感染症対策|“やりすぎず・やらなすぎず”のバランスが大事
受験生家庭はこの時期、感染症が最大の敵。
基本の対策
- 手洗い・うがい
- マスク
- 室内加湿(40〜60%)
- 朝の検温
- 帰宅後すぐ着替える
過度な外出制限は逆効果
家に閉じ込めすぎるとメンタルが下がります。
→ 近所の散歩・軽い買い物程度は問題なし。
兄弟がいる場合の工夫
- タオルを分ける
- 手洗いの徹底
- 家族も睡眠&栄養を整える
⑤ メンタル|“親の落ち着き”が子どもの安定に直結する
不安が出やすい時期だからこそ…
12月〜1月は、親子ともに不安定になりやすい。
- 過去問の点数
- 周りの子の状況
- SNSの情報
- 本番へのプレッシャー
これらが重なる。
親ができるメンタルケア
- 点数に一喜一憂しない
- 振り返りは淡々と
- 子どもを否定しない
- 家庭の雰囲気を“明るく”保つ
子どもが安心する声かけ例
- 「大丈夫、やってきたことは裏切らないよ」
- 「今日できなかったところを明日ひとつ埋めればいいよ」
- 「疲れているだけ。実力は落ちてないよ」
まとめ|本番に向けて“整える期間”と考えよう
直前期は、
体調・睡眠・メンタルが勉強より大事になる瞬間があります。
- よく寝る
- 温かいものを食べる
- 生活リズムを整える
- 感染症対策を丁寧に
- 親が落ち着く
これだけで受験生は安定します。
お子さんが本番で、
今までの努力をしっかり出せますように。


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