最後の合不合は「実力判定」ではなく“本番の練習日”
12月の最後の合不合。
親にとっても子どもにとっても、メンタル的に大きい1日です。
けれど実は、ここで出る 偏差値や点数は、ほとんど意味を持ちません。
理由は2つ:
- 12月以降は偏差値がほぼ動かない
- 実力は本番直前で伸びる(算数・理社は特に)
だから、やるべきは
“数字を見る”のではなく
“本番のシミュレーションとして見る”こと。
点数より大事な「3つの確認ポイント」
最後の合不合で、親がチェックしてほしいのはこの3つだけです👇
① 時間配分が崩れなかったか(最重要)
本番で失点を生むのは
“わからない問題”ではなく、
“時間の使いすぎ”。
- 大問1・2を予定どおり終えたか
- 難しい問題に固まらなかったか
- 見直しの時間はあったか
時間配分が安定している子は、
本番でも大崩れしません。
逆に、ここが乱れているだけなら、
今からでも十分立て直せます。
② メンタルの揺れやすさ(焦り・固まり)
模試で焦るのは普通です。
本番の空気に慣れていないだけ。
チェックしたいのは:
- 苦手な分野が来ても手を動かせたか
- 焦って書き間違いをしていないか
- ケアレスミスが連発していないか
- 最後まで気持ちが切れなかったか
落ち込んでもOK。
大事なのは “揺れたことを経験する” こと。
これは本番で確実に効きます。
③ 会場慣れ(環境耐性)
合不合は会場によって環境がさまざま。
- 前の子がガタガタする
- 隣の子がめっちゃ速く書く
- 空調が寒い・暑い
- 机がガタつく
- トイレが混む
本番も “選べない環境” の中で戦うことになります。
ここで慣れておけば、
本番でメンタル消耗が起きにくい。
合不合後の「復習」はこれだけでいい
“点数を全部見直さないと…”
という気持ちはわかりますが、
それは12月には逆効果。
復習すべきは3つ:
- 時間配分のズレ
- ケアレスミス
- 苦手単元の発見(1〜2個でOK)
これ以上やると疲れます。
冬の伸びには“余力”が必要。
当日の声かけで子どもの伸びが変わる
❌ 言わない方がいい
- 「もっとできたよね?」
- 「どうしてミスしたの?」
- 「本番大丈夫?」
◎ 言うだけで効果がある
- 「今日はよく頑張ったね」
- 「最後までやりきったのがすごいよ」
- 「これが経験になって本番もっと強くなるよ」
12月はメンタルの支えが一番伸びる!
最後の合不合で見るべきなのは“現在地”ではなく“本番の戦い方”
偏差値はもう大きく動かない。
でも、 戦い方(戦略・メンタル・耐性)は今が伸びる。
最後の模試は、
「できた・できなかった」を測る日ではなく、
“本番で成功するための練習日”。
だから、焦らなくていい。
焦っていいことはなにもない。
今日の経験すべてが、武器になります。

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