どうも。
1歳半の我が子。先月末から今月初めにかけて流行性角結膜炎(通称:流行り目)という感染症にかかってしまい、登園禁止となりました。
流行り目の疑いと保育園から連絡を受け、病院へ連れて行ってから完治までの奮闘を何回かに分けてご紹介したいと思います。
まず…基礎知識から
流行性角結膜炎とは?
原因は、アデノウイルス(風邪の原因ウイルスの一種)の感染によって起こる結膜炎です。
大人も子供も関係なくかかります。
感染力が非常に強く、結膜炎にかかった人の目を触った手で他の人の目を触ればほぼ100%感染しますし、その他タオルなどを介しても感染します。
結膜だけでなくしばしば角膜(黒目)にも炎症が広がり、角膜上皮(角膜の一番表層の細胞層)が傷ついたり、淡い濁りができたりすることがあります。
特に、小さい子供や赤ちゃんの場合には、急激に炎症が悪化しやすいので、注意が必要です。ちなみに、夏に流行るプール熱等もアデノウィルスの一種です。
通称『流行り目』ともいいます。
症状は?
・結膜が赤くなる(充血)
・まぶたの裏側にブツブツができて目やにや涙が増える
・目のかゆみ、しょぼしょぼ感、ゴロゴロ感、まぶしい感など
ひどくなると、出血、耳の前のリンパ腺(耳前線)の腫れ、まぶたの急激な腫れ、しろめがブヨブョしてくる(結膜浮腫)、発熱などが起こることも。
治療方法は?
特効薬はなく、対処療法となります。
人にうつさないようにするために抗菌薬(点眼薬)を処方されたり、炎症が強い場合はおさえるための点眼薬が処方されたりします。
もともとは風邪のウィルスなので、ゆっくりと休息をとって十分な栄養をとることが大切です。
保育園・幼稚園・学校は?
治ったというお医者さんの許可がでるまで、登園・通学禁止になります。
ちなみに娘の場合は約2週間保育園にいけませんでした(泣)
大人がかかった場合は、会社の規定によっては休まなければならない場合もあると思います。
お医者さんには外にでないことと言われることでしょう。
生活の注意点
前述したように流行り目には特効薬はなく、おとなしく治るのを待つしかありません。
病院に行くと目薬を処方されますが、それはあくまでも炎症を若干和らげ、混合感染(同じところに別の菌がつくこと)を防ぐための薬です。
非常に感染力の大きいウィルスのため、かかった場合は目を触らないように極力気をつけ、涙やメヤニがついた手は流水と石鹸で十分に洗います。
タオルなどはすべて家族と別にし、入浴も最後に。
めやにがついてしまったタオルや洋服、シーツ、布団等は煮沸消毒を!!!
目以外は元気なことが多いです。
まずは病気を知ってから戦いましょう。
そうしないと思わぬ二次被害を生んでしまいます。