冬になると、算数だけでなく
「国語の点が急に落ちた」
という相談もとても増えます。
でも安心して大丈夫。
国語のスランプは “冬に特有の原因” がいくつかあり、
対処すれば必ず戻ります。
この記事では、
国語のスランプの理由・回復方法・家庭でできるサポート
をまとめた“直前期の本気ガイド”です。
冬に国語が落ちるのは“珍しくない”|まず安心してOK
国語は一気に実力が落ちる科目ではなく、
疲れ・焦り・時間配分の乱れ が点数に直結します。
冬は特に、
- 年度による文章の難易度差
- 疲労から読み飛ばしが発生
- 集中力が短くなる
- 記述でのミスが連発しやすい
など、スランプの原因が多い時期。
→ 実力が落ちたわけではない ので焦らなくてOK。
国語スランプの主な原因はこの5つ
① 文章の難易度が高かっただけ
国語は年度による “当たり外れ” が大きい。
- 抽象度が高い文章
- 登場人物が多い
- 心情の変化が複雑
- 大人向けのテーマ
難しい年度の過去問が続けば、点が落ちるのは普通。
② 読み飛ばし・読み間違い
冬は疲れていて、読むスピードだけが先行しがち。
- 主語がズレる
- 表現の読み落とし
- 記述で条件を拾えていない
→ 「丁寧に読む」という国語の基本が崩れやすい。
③ 語彙が“ギリギリ足りない”
読解のスランプで多い原因。
- 慣用句
- ことわざ
- 心情語
- 抽象語
語彙不足は文章理解を阻害してしまう。
④ 記述の減点が増えている
内容理解はできているのに…
- まとまり不足
- 抜け漏れ
- 字数の配分ミス
で点を落とすケースが多い。
⑤ 集中力の“持続時間”が短くなっている
冬の疲労・睡眠不足・メンタル不安が原因。
→ 国語は集中力が切れると崩れやすい科目。
スランプ脱出の“最速メソッド”
① 過去問は“文章だけ読み直す”日をつくる
解かなくてもOK。
文章理解だけを再確認するだけで安定する。
② 語彙のミニ復習(10分でOK)
- 心情語
- 抽象語
- よく使われる表現
これは即効性がある。
③ 記述は“部分点を取りに行く書き方”に戻す
- 結論→理由→根拠の順に
- 文章そのままを使いすぎない
- 字数配分を先に書く
※完璧を狙うと崩れる。
点を「積み上げる」姿勢が安定を生む。
④ 音読で“頭を動かす”練習
国語は“読むエンジン”の再起動が大事。
3〜5分でOK。
声に出すと集中スイッチが入る。
⑤ 文章の“段落ごとに要点をつかむ”シンプル法
- 1段落=何を言っている?
- 主語は?
- 心情の動きは?
これを確認するだけで、点数は安定する。
親ができる国語スランプサポート
✖ やらないほうがいいこと
- 過去問の点数を責める
- 「気持ちの問題」と片付ける
- 急に量を増やす
- 記述を細かくダメ出しする
これは逆効果になりやすい。
◎ やると効果が出ること
- 文章の難しさを一緒に確認する
- 読み飛ばしを指摘せず、読み方を戻す声かけ
- 記述は“部分点狙いの型”で書くことを促す
- 焦っても実力は変わらないことを伝える
まとめ|国語のスランプは“読む力を整えるだけで戻る”
国語は、
読む姿勢 × 語彙 × 集中力 × 記述の型
の4つが揃うと、点数が一気に戻る科目。
冬に崩れやすいのは自然なこと。
読みのリズムを整えてあげれば、
数日で安定するケースがほとんどです。
本番直前こそ、落ち着いて淡々と戻していきましょう。


コメント