昨日まで元気に笑っていたのに、いきなり39℃を超える高熱!
生後10か月の娘が初めての発熱をしたとき、私は正直パニックになりました。
「コロナ?インフルエンザ?それとも何かの感染症?」
原因がわからず不安なまま病院へ行くと、診断は**「突発性発疹」**。
発疹が出るまで正体がわかりにくく、熱も高いため、初めて経験するパパママはとても心配になりますよね。
この記事では、わが家の実体験をまじえながら
突発性発疹の特徴・症状・対処法・発疹が出るまでの流れをわかりやすくまとめます。
💡 突発性発疹とは?いつ起こる?
突発性発疹(とっぱつせいほっしん)は、生後6か月〜2歳ごろの赤ちゃんがかかりやすいウイルス感染症です。
原因はヒトヘルペスウイルス6型または7型。感染力はそれほど強くなく、ほとんどの子が一度は経験します。
- 潜伏期間:5〜15日程度
- 感染経路:くしゃみ・咳などの飛沫感染
- 特徴:突然の高熱 → 熱が下がってから発疹
発疹が出るまではただの「原因不明の高熱」に見えるため、医師でもすぐには診断できないことが多いです。
🩺【豆知識】
厚生労働省「感染症情報センター」によると、突発性発疹は生後半年〜1歳前後に多く見られる代表的な乳児ウイルス感染症です。
🌡 どんな症状が出る?発疹はいつ出る?
突発性発疹の流れは、次のように進むことが多いです。
日数 | 症状の特徴 | |
---|---|---|
1〜3日目 | 38〜40℃の高熱が続く。熱の割に機嫌が良いことも多い。食欲が少し落ちる。 | |
4日目 | 熱が下がり始める。ほっとした頃に発疹が出始める。 | |
5〜6日目 | 胸・お腹・背中に細かい赤い発疹が広がる。顔や首にも出ることも。 |
発疹はかゆみがほとんどなく、2〜3日で自然に消えます。
熱が下がったあとに出るこの発疹が「突発性発疹」の大きな特徴です。
💡注意:発疹の出方には個人差があります。
体質や免疫状態によって「顔に出ない」「発疹が薄い」など違いがあるため、心配なら医師に確認を。
🏥 病院を受診するタイミング
突発性発疹は基本的に自然に治りますが、次のような場合は早めに受診を。
- 生後6か月未満で発熱したとき
- ぐったりして元気がない
- 水分が取れない、唇が乾いている
- 熱が4日以上続いている
- けいれんや呼吸の異常がある
初めての高熱で原因が分からないときは、迷わず小児科へ。
解熱後に発疹が出て初めて診断がつくケースが多いです。
🔗参考:日本小児科学会「発熱時の受診の目安」
https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=25
🧴 家庭でできる対処法
自宅でのケアのポイントは、「無理をさせず水分をしっかり取らせる」こと。
- 水分・塩分補給:麦茶や経口補水液をこまめに
- 食欲がないとき:ゼリー・スープ・おかゆなどやわらかいものを
- お風呂:熱が下がって元気ならOK(発疹が出ていても問題なし)
- 冷やしすぎ注意:高熱でも、手足が冷たくない限り無理に冷やさない
- 解熱剤:座薬は医師の指示に従う。熱だけでなく「つらそう」なときに使うイメージで。
🩺「熱は体がウイルスと戦っている証拠」。
解熱剤の使いすぎでウイルスが長引くこともあるため、医師の説明に従いましょう。
📖 わが家の体験記(1歳5カ月頃)
1日目:夕方から突然の38.5℃超え!
保育園のお迎え時に先生から、夕方少し熱が高くて38.5℃あったとのことでした。しかし、数日前から咳・鼻水などの風邪症状があり帰宅後に熱を測ると37.8℃と下がっていたのでホっとしました。
夜中の授乳中に体が熱いと思い熱を測ると38.6℃。
2日目:高熱が続くも元気あり
朝になると熱は少し落ち着き38.2℃。
小児科が休みだったため、近所の耳鼻科で機嫌良く風邪症状もあったため風邪との診断で帰宅。
夕方から食欲が落ち、夜中に再び38.6℃に。
3日目:今度は小児科へ
抗生剤を処方され、耳鼻科で処方されたお薬にプラスして飲むことに。帰宅後は37.8℃。しかしその日の夜中に再び39.8℃に。
4日目:再び小児科へ
解熱剤をもらい、月曜日の予約をして帰宅。熱は少し落ち着いてきたため解熱剤は飲まずに済みました。しかし、食欲がない。ヨーグルトドリンクだけはよく飲むのでそれだけはあげていました。あとはうどんを1口、2口…。
5日目:熱が下がったことにほっとしたのも束の間、赤い点々が。
熱は下がり、丸一日高熱がでることもなく過ごしました。
ホッとして様子をうかがっていると赤い点々が見えて、夕方になり夜になりどんどん点々が増えていく…。そして何故かすごい水下痢。
6日目:再々度の小児科へ
おそらく突発性発疹という診断で、機嫌が悪くなければ保育園に行っても大丈夫とのこと。整腸剤を処方されて帰宅。
その後3日間の下痢を経て突発性発疹は終了しました。
🌸 回復後に気をつけたいこと
- 熱が下がっても免疫力がまだ落ちている
- 食欲が戻るまで無理に食べさせない
- 保育園復帰は「解熱+機嫌が戻ってから」
- 次の発熱に備えて「体温計・冷却グッズ・経口補水液」を常備しておくと安心
🧡 まとめ|焦らず対応すれば大丈夫
突発性発疹は多くの赤ちゃんが通る「成長の通過点」。
突然の高熱に驚きますが、落ち着いて様子を見守れば自然に回復します。
「高熱でも元気」「解熱後に発疹」が目印。
不安なときは小児科へ、迷ったら早めに相談を。
同じように不安な夜を過ごすママ・パパが少しでも安心できるよう、この記事が役立てばうれしいです。
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