子どもの視力低下に悩むママさん、きっと多いと思います。
うちの娘も例外ではなく、小学2年生から眼鏡生活が始まりました。
この記事では、娘と一緒に始めた「オルソケラトロジー」について、親目線の体験をシェアします。
「オルソケラトロジーって何?」という方にもわかりやすく、そして同じように悩んでいるママの参考になれば嬉しいです。
2年生から眼鏡になってしまった
娘(現在12歳)は、遺伝のせいかタブレットのせいか…気づけば視力が落ちて、2年生の頃から眼鏡生活になりました。
3年生のある日、彼女の見ていたyoutubeチャンネルで、少し上のお姉さんが「オルソケラトロジー」をしていて、「私もやってみたい!」と娘が言い出したのが、挑戦のきっかけでした。
オルソケラトロジーとは?
オルソケラトロジー(通称オルソケ)は、夜寝るときにハードコンタクトレンズをつけて、寝ている間に角膜の形を調整する方法です。
朝起きたらレンズを外して、日中は裸眼で過ごせるという仕組み。普通のコンタクトと真逆の発想ですね。
私も小4から視力一気に落ちて、現在は0.1以下の強度近視です。そのため、視力回復について調べたことがあり、「オルソケラトロジー」というコンタクトがある事は知っていました。長年コンタクトレンズを使用してきた私は、コンタクトレンズの不便さも感じていたので、眼科で相談したのですが、私は近視が強すぎるので対象外で、先生から「やっても意味がない」といわれて断念しました。
でも娘の今の状況ならまだ可能性はあるかもしれない。
しかも調べてみると、オルソケは「近視の進行をゆるやかにする効果がある」という情報も!
これはもう、試してみるしかない!と背中を押されました。
いよいよ眼科へ
オルソケラトロジーの流れ
- 事前検査
- お試し期間(約1カ月)
- 正式利用開始
- 定期検査(最初は3カ月後、その後も定期的に)
という流れでした。
気になる金額
私たちが行った病院では、片目9万円ほど。両目で18万円…。
正直「えっ…!」とびっくりしましたが、よくよく計算すると1dayコンタクトを何年も買い続けるのと大差ないかも?と思えました。
お試し期間は半額だけ支払い、もし合わなければ返金してもらえるシステムだったので安心できました。
検査と装着練習
視力検査や眼球の写真を撮る検査を受けたあと、いよいよ装着練習。
最初は娘も「こわい〜!」と言っていましたが、先生やスタッフさんが丁寧に教えてくれて、少しずつ慣れていきました。
親としてはドキドキしっぱなしでした。おそらくここで無理な子はまだ早いからやめておこうとなるのだと思います。
これから始める方へ
子どもの視力がどんどん下がっていくのって、本当に心配ですよね。
「どうにかしてあげたい」って、私も悩みました。
オルソケラトロジーは費用もかかるし、毎日のケアもあるから、正直ハードルは高めです。
でも、娘が「やってみたい!」と言ってくれたのをきっかけに思い切って挑戦してみたら、日中はメガネなしで過ごせるようになって、世界がぐっと広がった感じがしました。
実際にどう変わった?
最初の1週間くらいは「ちょっと見えにくいかも?」と不安そうでしたが、2週間ほどでぐんと視力が安定してきました。
検査でも両目ともに 1.0前後 まで見えるようになって、丸2年たった今も視力はキープできています。本人も「眼鏡のわずらわしさがなくなった」と嬉しそうでした。
実際にやってみて感じたデメリット
もちろん、いいことばかりではありません。
- 夜寝る前にレンズをつけるのに慣れるまで少し大変
- レンズのお手入れは親のサポートが必須
- 装着時少しレンズのずれると視力の出方にムラがある
- 初期費用が高い
- レンズをとるほうが怖かったようで、自分でレンズをとれるようになるまで1年以上かかった
- 半年に一度の定期健診が必要。自費診療で5500円ほど。(病院によって差異があると思うのでご確認ください)
こうしたデメリットもあるので、続けるためには子ども本人の「やりたい気持ち」がすごく大事だと思いました。
何より、スイミングやバレエなどのスポーツをする時に眼鏡なしで活動ができるようになってとても快適だそうで、親としても「やってよかったなぁ」と思っています。
同じように「うちの子も大丈夫かな?」って心配しているママがいたら、まずは一度眼科で相談してみるのがおすすめです。
きっといろんな不安も出てくると思うけど、それも親子で一緒に向き合っていける大事な経験になるんじゃないかな。
🌸 少しでも参考になったら嬉しいです!
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