インフルエンザは「高熱が続く」「肺炎や脳炎などの重症化リスク」がある普通の風邪とは異なる病気です。特に小さな子どもは症状が重くなるケースも…そこで「予防接種を受けるだけでも症状が軽くなる」ため、重症化防止の意味でも非常に有効な対策として注目されています。
接種はいつから?対象年齢とおすすめスケジュール
流行前に2回接種を終えるには、1回目を10~11月、2回目を11月中に受けるのが理想です。✍ 生後6ヶ月以上〜13歳未満の子どもには2回接種が基本です。
小さな子どもの場合は、一度にたくさんの量のワクチンを打てないので、1回の接種だけでは十分な免疫がつきません。免疫ができるのは、2回目を接種して2週間程たってからになります。
毎年、流行するウィルスの型が違うので、それにあわせてワクチンが作られています。前シーズンに接種していても予防効果はきたいできませんので、ワクチン接種を希望する場合は原則として毎年2回ずつ接種しましょう。
ワクチンの効果はどのくらい?重症化防止の視点
予防効果は他のワクチンと比べるとそれほど高くないそうです。 子供の場合、A型では30%~50%程度で、B型では更に低くなります。 それでも、重症化を防ぐ目的では接種する価値があると思います。
稀に流行しているウイルスがワクチンと違ってしまう場合は効果がないこともあるのですが、重症化は避けたいものです。
1歳未満の赤ちゃんはどうしたらいい?「まわりが守る」が肝心
生後1歳未満の赤ちゃんにはワクチンの量が少なく、予防効果も十分に得られず、効果は約10%程度とも言われています。そのため、家族や周囲の大人がしっかり接種を受けて、赤ちゃんへの感染を防ぐことが大切です。
副反応も確認!卵アレルギー等のリスクへどう対応する?
卵アレルギーがあるお子さんやご家族がいる場合は、必ず医師に相談しましょう。ごくまれに「ショック」「じんましん」「呼吸困難」などのアレルギー症状が出る可能性もあります。
すぐにできることまとめ:予防接種の準備チェックリスト
- ① かかりつけ医に接種スケジュールを相談
- ② スケジュール手帳やスマホに接種日を登録
- ③ 接種前後の体調チェックを忘れずに
- ④ 同居の大人も感染予防意識を高めよう
- ⑤ 副反応の可能性がある場合に備えて、医師に相談
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